略歴 |
早稲田大学理工学部卒業 |
愛知学院大学歯学部卒業 |
名古屋大学医学部口腔外科勤務 |
医学博士(名古屋大学) |
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所属学会・団体 |
・日本口腔外科学会
・日本顎関節学会
・国際歯周内科学研究会
・床矯正研究会
・NEO矯正研究会
・スーパーモダン矯正研究会 |
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メッセージ |
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歯の役目は食べる、話す機能だけでなく、ストレス発散の受け皿という役目も持っています。ストレスが多い現代社会では、交感神経優位な状態になることが多く、無意識の内に、特に睡眠中に食いしばり噛みしめをしています。
この時の力はかなり強力で、歯や歯以外の組織に悪影響を与えます。例えば歯の詰め物が取れやすい、歯が欠けたり減ったりする、虫歯でないのに歯がしみる、ブラッシングしているのに歯周病が治らない、朝起きた時に顎がだるい痛い、口が開きにくい、舌が痛い、舌と頬に歯の痕がつく、偏頭痛、こめかみが痛い、首肩が凝るなどの症状が出る場合があります。
私はこれらの症状を、食いしばり噛みしめ症候群と呼んでいます。一生懸命歯磨きしているのにどんどん歯が悪くなっていく人は要注意です。歯の被せ物もただ噛む時だけ高さがちょうど良くても、顎をずらして噛み締めた時に強く当たれば、その歯はいずれ破折するか、歯槽骨が吸収して歯槽膿漏と同じ症状が出てきます。
被せ物は高精度に歯にフィットし、顎の動きに調和がとれていることが大事です。材質も相手の歯に優しい硬さで、金属アレルギーを起こさない体に優しい物が良いでしょう。患者様の中で、取れた金属を詰めるだけでいい、痛い歯の治療だけでいいという方は自分の歯を長くもたすことはできません。
それらの発症した原因を探り、他の歯におこらないように予防治療することが大事です。歯の本数は沢山あって一本位なくなっても構わないと思われるかもしれませんが、すべての歯に各々重要な役目があり無駄な歯は一本もありません。一本の歯の喪失がかみ合わせの崩壊を招きます。
歯は放置しても自然治癒力がありません。どんどん悪くなっていきます。歯科医院に通院するのは足が重いかもしれませんが、頑張って早めに受診することをお勧めします。私達は歯の機能回復、予防管理ばかりでなく、美しい白い歯になるようにお手伝いさせていただきます。 |
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